『竹西寛子著作集』(新潮社)を入荷いたしました。
1993年 新潮社
竹西寛子(1929~)は小説家、評論家です。河出書房、筑摩書房での編集者を経て、文筆活動へ入りました。丹羽文雄主催の「文学者」に参加、評論『往還の記』、小説『儀式』で評価を得ます。戦争末期に経験した学徒動員や原爆投下の被爆体験を文学活動の根底として小説『管弦祭』などを著しました。また古典文学への関心も深く、古典文学を現代文学の問題として捉えた独自な視点でおおく影響をもっています。
本書はそうした竹西の古典文学から現代文学へと自由に往還する独自な全仕事を小説・評論・随想と巻立てしてまとめた唯一の著作集です。


