『食養研究 別巻共全16冊揃』が入荷いたしました!
食養研究所/編 平成26年発行 クレス出版
慶應義塾大学医学部食養研究所は大正一三年八月当時の財界人の益田孝や団琢磨、門野競之進らから医学部長北里菜三郎に食養研究所創設資金が寄贈されたことに始まる。その背景には大正10年内務省栄養研究所の開所後の関東大葉災(大正12年9月)や世界的不況などで日本政府は未有の緊縮財政で、栄養研究所廃止論などが検討される。政府の食糧問題の対応に疑問を抱いた財界人は民間にも同様の研究機関が必要と考え、大正九年医学部新設が許可された慶感議医学部長にその建設を託し食養研究所が創設され大森誌太(内神)が所長に就任する。益田は自ら食養研究会会長となり、著名な人々を研究会に招き市民公開講座を行い講演記録を残している。昭和四年七月食養研究所はより多くの人々に栄養学と食養学の考え方の違いや、通俗的な食物の科学、人の食事など社会情勢を反映した新院や家庭で実既できるようにと雑誌「食業」を創刊する。その後紙資源の不足から「種友」と統合され「食養研究」となり、昭和一九年四月さらに「栄養と料理」に統合され「食養研究」は廃刊となる。


