新商品! 泉鏡花『婦系図』2冊揃の入荷です。

春陽堂 明治41・42年(1908・1909年)刊 

明治中頃から昭和前半まで活躍し、「夜行巡査」「高野聖」「歌行燈」「天守物語」など数々の名作を残した作家、泉鏡花の『婦系図』が前後編2冊揃いで入荷いたしました。こちらの「婦系図」もその代表作に挙げられることの多い作品です。痛みはありますが、前編にはカバーも付いております。

泉鏡花は金沢生まれの作家です。尾崎紅葉に弟子入り後、新聞や文藝倶楽部などの雑誌に作品を発表し、人気作家としての地位を確立していきました。その作品は芥川龍之介など後世の多くの作家に大きな影響を与えました。

泉鏡花の本といえば、その内容もさることながら、装丁や口絵の美しいことでも知られ、現在でも人気の高いものが少なくありません。本書には、小村雪岱と共に鏡花本を語る上で欠かすことのできない二人の画家、鏑木清方と鰭崎英明による口絵も入っております。

残念なことに後編のカバーは欠けていますが、前編のカバーが付いている書籍もなかなか入荷いたしません。泉鏡花の作品を当時刊行された姿で手元に置いてみたいという方、鏑木清方や鰭崎英明の作品を集めているという方、この機会にご検討いただけると幸いです。

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婦系図


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