新しく「左行秀と固山宗次その一類」を入荷しました
片岡銀作 芦沢一幸 2000発行
左行秀は江戸末期に活躍した刀工です。
現在の福岡県あたりで生まれ、若くして江戸へ出て刀鍛冶としての修行を積みます。刀工としての技量に定評があったことから、後には土佐藩に召し抱えられました。
山内容堂や板垣退助といった人々も左の刀を愛用したといわれています。
政治的な要因で、晩年は一時期恵まれない境遇に陥りましたが、彼の残した刀剣は現在でも高い評価を得ています。
固山宗次も幕末に活躍した刀工の一人です。現在の福島県に生まれ、後に江戸で活躍しました。
本書は、江戸後期を代表する二人の刀鍛冶たちなどについての研究書です。刀剣、特に新々刀と呼ばれる刀に興味のある方には有益な本でしょう。