『中国書論大系』が入荷いたしました
中田勇次郎/編 二玄社
『中国書論大系』第一期6巻の内容細目をみると、漢から宋に至る中国書論の壮大な集大成であって、単に書論の研究者にととまらず、広く中国文化研究者に対して裨益を与えるであろうと思われる。もともと書論は字学の基礎の上に成立したものであり、文学の起源についての形而上的な思想も、字学の部において展開されたものである。後漢から南北期にいたる中国書論の特色には字学があり、書論体論、作家論、品等論ありで、のちの体系的な書論への芽がすべて出揃っている。萌芽期であり、胎動の生気があり、画論を研究する者にとっても、この時期の書論には魅力のつきぬものがある。


