新入荷『飯縄神法伝書 全』
鈴木晨道/著 昭和59年 山雅房/発行
飯縄の法は、奥信濃の古社皇足穂命神社の社家の秘伝であり、しかもわが国神伝霊学の精華と称しても過言ではなさそうである。世に鎮魂帰神の名術士や、一教一派の宗数を開いたほどの生神や教祖も数々あるが、日本人でありながらその固有の大教を開頭するために、神典たる古事記や日本書紀を正解したもの、あったを聞かない。古事記や日本書紀は、いわゆる学者の云う歴史書ではないかも知れないが、これをわが大教の神典とするには、おそらく何人も異存はあるまいし、その記紀と一致する飯縄の法の信仰と法術は、これこそ大法であり神法であると確信できるし、その飯縄の法を秘蔵した戸隠霊場の誇りでもあり、神典の天之岩戸を開く唯一の鍵でもあるらしい。
飯縄の法は、宗教にして宗教に留まらず、霊術にして霊術を超越するものがあり、既定の経典や伝統にのみ縛られぬ自由さもある。したがって、これを邪教とか妖術呼ばわりするものがあっても、教祖や教義を超越して科学的に実験実証しようとするその態度は、必然新時代の寵児とならざるを得ないであろうし、心霊学の立への一役をになうことにもなりそうである。


