大正名器鑑 本巻九編11冊+補説1冊の全12冊揃 が新しく入荷しました

アテネ書房 1997年刊 

大正名器鑑は、茶道に使用される茶碗や茶入などの名品について、写真や寸法などのデータで紹介した書籍です。

著者は高橋掃庵、本名は高橋義雄という人物です。

高橋掃庵は水戸藩士の家に生まれました。

明治維新により、幼い頃は生活に困窮しましたが、有力者の支援で渡米する機会を得て、帰国後には三越の理事に就任し、さまざまな経営改革を推し進めました。

50歳になると実業界から引退し、茶道三昧の生活を送りました。

江戸時代、優れた茶道具の多くは大名家などが所蔵していたため、それらを見ることは簡単ではありませんでした。

明治以降、大名家などの所蔵品が民間に出回るようになったことで、高橋掃庵は茶道具の名品をまとめた書籍の出版を決意したと言います。

大正名器鑑が初めて出版されたのは昭和前期のことですが、その内容は現在でも大変価値の高いものです。

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大正名器鑑 本巻九編11冊+補説1冊の全12冊揃


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