熊谷守一油彩画全作品集 の入荷です
求龍堂 2004発行
熊谷守一は、独自の画法を用いた作品で知られる、現在でも人気の高い画家です。
1880年、現在の岐阜県中津川市の裕福な家庭に生まれた熊谷は、1900年に現在の東京藝術大学に入学、1909年には現在の日展の前身である文部省美術展覧会に入賞、その後は二科展を主な作品出品の場として活躍しました。
創作初期の頃は、西洋のフォービズムなどの影響を受けた作品が目立ちますが、徐々に独自のスタイルを確立し、動植物や身近な風景を線と色彩で表現するようになります。
晩年20年近くは自宅から外出することもなく創作活動を続け、画壇の仙人とも呼ばれました。
そんな熊谷守一の全油彩作品を収録したのが本書です。
熊谷芸術に魅了された人には、ぜひ一度手に取ってもらいたい書籍です。