大日本佛教全書 全100冊揃 の入荷です
講談社 1970~1973年発行
大日本佛教全書は、日本撰述の仏教書籍を集めた叢書です。
1911年、当時を代表する仏教学者である高楠順次郎や大村西崖らが企画し、翌1912年に刊行が開始されました。
本書は、日本で撰述された仏教書を中心に収録しています。
この本が刊行される以前にも、日本撰述の仏教書を収録した書籍はありましたが、それらの書籍に収録されているものは再収録されていません。
特徴的なのは、近代文献学の成果を取り入れ、本文の校合や注釈の追加などがなされている点です。また、講談社版では、最初に刊行された本とは異なる編集がなされています。
日本撰述の仏教書を、これほどの規模で集めている書籍は貴重です。
日本だけでなく、東アジアにおける仏教を研究する上でも有益な書籍でしょう。