源氏物語評釈 全13冊揃 が入荷いたしました。
江戸後期発行
源氏物語は、平安時代に書かれた日本最古の長編小説です。
作者は紫式部といわれ、貴族社会の恋愛や権力闘争を描いた、全54帖で構成されています。
主人公である光源氏が、数多くの女性と恋愛を重ねながら波乱に満ちた生涯を送る様子は、以後の物語作品や和歌作品に大きな影響を与えました。
現在にいたるまで、日本で最も研究や翻訳が盛んにされてきた作品ということができるかもしれません。
そんな源氏物語に注釈と評釈を加えたのが、本書です。
近代的な研究方法による注釈が始まる以前の、伝統的な注釈による本書は、古注釈の最高峰と評価されることもあります。
源氏物語を、これまでとは違った、一歩進んだ見方で読んでみたいという方には、おもしろい資料ではないでしょうか。