入荷!『易卦応用 中国易医漢方術 六十四卦による四診と治療方剤』
佐藤六龍/著 昭和54年 香草社/発行
本書に述べてある漢方医術は、中国における五術(命・ト・相・医・山)の中の湯液を用いる医法を説いたものである。中国の医術(日本流に言いますと漢方)は、医術だけを主とする中国漢方と、五術の中の一つの術法としての中国漢方との二つがある。これらの二大漢方は、今日まで日本にまったく伝えられておらず、日本にこれまであった漢方は、中国漢方とは縁もゆかりもないものであった。また、五術としての中国漢方は、五術そのものがこれまで日本に伝えられていなかったので、日本になかったのは当然である。
さて、今日始めてここに五術としての正しい中国漢方が本書によって誕生した。この二大方は、人間の病気を治療するという主眼目に対して、まったく同じ原理原則を用いているので、ちがいはない。ただ、五術漢方は、その藍理のしかた、習得方法、治療活用方法、において五術を上手に応用している点が異なる。言葉をかえると、五術を習得した人なら複方がすぐに理解応用できるように成されているということである。もちろん、五術にまったく関係のない人でも、その整理方法がきちんとしている為、この五術基本を覚えると、すぐに理解できるようになっている。極端な言葉だが、一般漢方を五年かかる人なら、この五術漢方なら五か月、一般方を一年かかる人なら、この五術漢方なら一か月、というようなすばらしい構成になっている。


