歌集 パンの笛 大正8年初版 作:堀口大學 序:与謝野晶子 装幀:長谷川潔 木版彫刻:菊地武嗣

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著作者: 堀口大學/作 与謝野晶子/序 長谷川潔./装幀 菊地武嗣/木版彫刻

発行年: 1919

出版社: 籾山書店

大正8年初版 堀口大學/作 与謝野晶子/序 長谷川潔/装幀 菊地武嗣/木版彫刻 籾山書店
仏装 パラフィン(欠部あり) 天金 見返し・小口蔵書印あり 巻頭ヌレ跡あり

堀口大學(1892~1981年)。詩人、仏文学者。東京本郷に生まれる。17歳の頃、吉井勇の短歌に魅了され新詩社の歌人となる。外交官の父の赴任にともないベルギーやスペインなど海外で青春を過ごす。フランス文学に親しみ新しい詩の表現や精神を獲得する。『月光とピエロ』(1919)や『砂枕』(1926)、訳詩集『月下の一群』(1925)は昭和詩へ決定的な影響を与えた。『人間の歌』(1947)や『夕の虹(にじ)』(1957)、『月かげの虹』(1971)がある。また『月下の一群』は『詩と詩論』以後の現代詩へ、ポール・モラン『夜ひらく』の訳書(1924)は横光利一や川端康成を中心とした新感覚派運動へつながっていった。

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